そらエネでんきは電気料金値上げの救世主となるか!?特徴・評判・口コミを徹底調査
【2月1日更新】そらエネでんきは申込多数の為、新規受付を一時停止しています。
- そらエネでんきの電気料金単価が相当安いのはどういうこと?
- 他社との料金比較が難しいって聞いたけど…
- デメリットや注意点は?
そらエネでんきを初めて知った時、こんな疑問や不安を感じませんでしたか?
私も電気料金単価を見た時はあまりの安さに驚きました
一体どういうこと?と思い、電力供給条件説明書をしっかり調べた結果、そらエネでんきは燃料費調整単価の市場の状況次第では、電気料金が最安値となる可能性がある新電力会社だという結論に至りました。
ただし契約にあたっては十分に検討が必要な新電力会社であることも分かりました。
そらエネでんきについてちゃんと知って欲しい!
そこでこの記事では、そらエネでんきの特徴について他社と比較しながら解説するとともに、評判や口コミについても紹介します。
この記事を読めば、そらエネでんきのメリット・デメリットが分かるようになります。
そらエネでんきの特徴
そらエネでんきは2020年12月1日より東北・東京・中部・関西・中国・九州電力管内の方々へ電力供給をスタートした比較的新しいサービスです。
新しいサービスが心配な方もいるかもしれませんが、そらエネでんきを運営しているスマートテック株式会社は電力自由化が始まった2016年から電力小売事業をしており、その点の心配は不要かと思います。
また、各家庭から仕入れた太陽光の電気を販売しているとのことで、環境面を強く意識した会社と見受けられます。
その他の特徴は以下の通りです。
供給エリア | 東北・東京・中部・関西・中国・九州電力管内 |
解約違約金 | なし |
支払い方法 | クレジットカード |
セット割引 | なし |
キャンペーン | なし |
公式サイトでも確認したい方はこちら。
≫そらエネでんき公式サイト
料金プラン:得するプラン
そらエネでんきでは以下のプランを提供しています。
そらエネでんき 契約プラン
- 得するプラン
- 寄付するプラン
- そらエネでんき for REエナジー
この記事では、一般家庭向けに安く提供されている「得するプラン」の料金プランについて、地域ごとに他社と比較しながら紹介します。
料金表
そらエネでんき得するプランは基本料金はあるものの、電力量料金単価は使用電力量によらず一定という分かり易い料金プランとなっています。
基本料金
契約アンペア数 | 東北 | 関東 | 中部 | 関西 | 中国 | 九州 |
30A | 450 円 | 660 円 | 600 円 | 185 円 | 160 円 | 660 円 |
40A | 600 円 | 880 円 | 800 円 | 185 円 | 160 円 | 880 円 |
50A | 750 円 | 1,100 円 | 1,000 円 | 185 円 | 160 円 | 1,100 円 |
60A | 900 円 | 1,320 円 | 1,200 円 | 185 円 | 160 円 | 1,320 円 |
電力量料金単価
契約アンペア数 | 東北 | 関東 | 中部 | 関西 | 中国 | 九州 |
30A | 22.8 円/kWh | 21.5 円/kWh | 20.2 円/kWh | 20.0 円/kWh | 21.0 円/kWh | 19.1 円/kWh |
40A | 22.8 円/kWh | 21.5 円/kWh | 20.2 円/kWh | 20.0 円/kWh | 21.0 円/kWh | 19.1 円/kWh |
50A | 22.8 円/kWh | 21.5 円/kWh | 20.2 円/kWh | 20.0 円/kWh | 21.0 円/kWh | 19.1 円/kWh |
60A | 22.8 円/kWh | 21.5 円/kWh | 20.2 円/kWh | 20.0 円/kWh | 21.0 円/kWh | 19.1 円/kWh |
そらエネでんき 得するプランの注意点
そらエネでんき得するプランの料金表を見てどう思いましたか?
実はこの電力量料金単価、他社と比べて各段に安くなっています。当サイトでイチオシの格安新電力会社であるサステナブルエナジーと比べても安価です。
しかし、料金表だけでは見えてこない注意点があります。
早速ですが『一般的な電気料金の算出方法』と『そらエネでんきの電気料金の算出方法』について下図にまとめましたのでご覧ください。
そらエネでんきは燃料費調整額が不要というのが他社と比べて最も異なる点です。
※燃料費調整額とは、火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に迅速に反映させる仕組みであり、その単価は毎月変動します。
燃料費調整額が不要ってことは他社よりもさらに安いってこと?
そう思われるかもしれませんが、実は燃料費調整額はマイナスになる(割引になる)こともあるため、必ずしもさらに安くなるというわけではありません。
過去2年間の燃料費調整単価の推移をまとめましたのでご覧ください。
直近2年間は燃料費調整単価がマイナスとなっていることが多く、そらエネでんきにとって不利な状況となっていましたが、2021年に入ってからずっと上昇傾向にあります。
つまり…そらエネでんきにとって相対的に有利な状況になってきているということです。
そらエネでんきに乗り換えるなら今かもしれません!
そらエネでんきとサステナブルエナジーを比較
ここでは当サイトでイチオシの”サステナブルエナジー”と電気料金を比較することで、”そらエネでんき”が最安になる条件について記載します。
東京電力エリアの30A契約を代表例とし、”そらエネでんき”と”サステナブルエナジー”の使用電力量と電気料金の関係について図に示しましたのでご覧ください。
燃料費調整単価がいくらかによって、”そらエネでんき”と”サステナブルエナジー”のどちらが安いかは変わるということが分かります。
このように燃料費調整単価毎にどれくらい電気を使うと”そらエネでんき”が安くなるかについて、各エリア毎に表にまとめましたのでご覧ください。
◆東北電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 1.83円/kWh)
燃料費調整単価 | 30A契約 | 40A契約 | 50A契約 | 60A契約 |
▲0.5円/kWh | - | 480kWh/月 以上 | 695kWh/月 以上 | 909kWh/月 以上 |
0円/kWh | - | 288kWh/月 以上 | 405kWh/月 以上 | 530kWh/月 以上 |
0.5円/kWh | - | 231kWh/月 以上 | 291kWh/月 以上 | 375kWh/月 以上 |
1.0円/kWh | - | 192kWh/月 以上 | 242kWh/月 以上 | 292kWh/月 以上 |
1.5円/kWh | - | 165kWh/月 以上 | 208kWh/月 以上 | 251kWh/月 以上 |
◆東京電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 0.74円/kWh)
燃料費調整単価 | 30A契約 | 40A契約 | 50A契約 | 60A契約 |
▲1.0円/kWh | 440kWh/月 以上 | 587kWh/月 以上 | 734kWh/月 以上 | 880kWh/月 以上 |
▲0.5円/kWh | 330kWh/月 以上 | 440kWh/月 以上 | 550kWh/月 以上 | 660kWh/月 以上 |
0円/kWh | 264kWh/月 以上 | 352kWh/月 以上 | 440kWh/月 以上 | 528kWh/月 以上 |
0.5円/kWh | 220kWh/月 以上 | 294kWh/月 以上 | 367kWh/月 以上 | 440kWh/月 以上 |
1.0円/kWh | 189kWh/月 以上 | 252kWh/月 以上 | 315kWh/月 以上 | 378kWh/月 以上 |
◆中部電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 ▲0.44円/kWh)
燃料費調整単価 | 30A契約 | 40A契約 | 50A契約 | 60A契約 |
▲2.5円/kWh | - | 367kWh/月 以上 | 1034kWh/月 以上 | 1700kWh/月 以上 |
▲2.0円/kWh | - | 254kWh/月 以上 | 388kWh/月 以上 | 638kWh/月 以上 |
▲1.5円/kWh | - | 216kWh/月 以上 | 276kWh/月 以上 | 393kWh/月 以上 |
▲1.0円/kWh | - | 187kWh/月 以上 | 240kWh/月 以上 | 293kWh/月 以上 |
▲0.5円/kWh | - | 166kWh/月 以上 | 212kWh/月 以上 | 259kWh/月 以上 |
◆関西電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 2.03円/kWh)
燃料費調整単価 | 関西 |
▲0.5円/kWh | 安くならない |
0円/kWh | 131~356kWh/月 |
0.5円/kWh | 93~535kWh/月 |
1.0円/kWh | 75~1070kWh/月 |
1.5円/kWh | 62kWh/月 以上 |
◆中国電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 2.52円/kWh)
燃料費調整単価 | 関西 |
▲1.0円/kWh | 安くならない |
▲0.5円/kWh | 115~255kWh/月 |
0円/kWh | 85~367kWh/月 |
0.5円/kWh | 67~735kWh/月 |
1.0円/kWh | 56kWh/月 以上 |
◆九州電力管内 (2022年2月の燃料費調整単価 0.89円/kWh)
燃料費調整単価 | 30A契約 | 40A契約 | 50A契約 | 60A契約 |
▲1.0円/kWh | 472kWh/月 以上 | 629kWh/月 以上 | 786kWh/月 以上 | 943kWh/月 以上 |
▲0.5円/kWh | 348kWh/月 以上 | 464kWh/月 以上 | 579kWh/月 以上 | 695kWh/月 以上 |
0円/kWh | 275kWh/月 以上 | 367kWh/月 以上 | 459kWh/月 以上 | 551kWh/月 以上 |
0.5円/kWh | 228kWh/月 以上 | 304kWh/月 以上 | 380kWh/月 以上 | 456kWh/月 以上 |
1.0円/kWh | 195kWh/月 以上 | 259kWh/月 以上 | 324kWh/月 以上 | 389kWh/月 以上 |
どれくらい電気を使用するかは各家庭によって異なるため一概には言えませんが、2022年2月の燃料費調整単価の場合で考えると、
- 全てのエリアで”そらエネでんき”の方が安価
※30A契約…300kWh/月、40A契約…350kWh/月、50A契約…400kWh/月、60A契約…500kWh/月で想定
となる方が多いと想定されます。
≫そらエネでんき公式サイトはこちら
比較対象としている”サステナブルエナジー”について知らない方は下記の記事も合わせて確認して頂ければと思います。
サステナブルエナジーの電気料金は最安!?特徴・評判・口コミを徹底調査
そらエネでんきの評判・口コミ
電気料金の安さと注意点については分かったけど、実際契約してみてどうなのか気になる方もいると思います。そこで、そらエネでんきの評判・口コミについて調査しましたので、早速ですがご覧ください。
まだ始まって1年の新しいサービスということもあり、契約者の口コミがほとんど見つかりませんでした。
契約者の口コミがないというのも、デメリットの一つとも言えるでしょうか。
まとめ(メリット・デメリット)
この記事では、そらエネでんきの特徴についてサステナブルエナジーと比較しながら解説するとともに、評判や口コミについても紹介してきました。
ここまで解説してきた内容について、メリット・デメリットに分類してまとめます。
デメリット
- 一人暮らしの場合は逆に高くなる可能性があるので注意が必要
- 燃料費調整単価の推移に注意が必要
- 契約者の口コミがない
メリット
- 燃料費調整単価が高騰していると相対的に安くなるのでお得感が増す
- 燃料費調整単価が高騰している2022年2月段階ではほとんどの人にとって最安値となる
- 解約違約金がない
そらエネでんきは解約違約金もキャッシュバックもないため、燃料費調整単価が下がり始めたタイミングで別の会社に変更することも可能です。
迷っている間も高い電気代を払い続けているので、燃料費調整単価が高騰している今、そらエネでんきに乗り換えてはいかがでしょうか!?